HPVワクチン接種
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ワクチンは9価ワクチン(シルガード9)、4価ワクチン(ガーダシル)、2価ワクチン(サーバリックス)の3種類があります。2価ワクチンと4価ワクチンは、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎ、9価ワクチンは子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。
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対象の世代の方は公費(自己負担なし)で、ワクチンを受けられます。
年齢やワクチンの種類でスケジュールは異なりますので、どのワクチンを選ぶかは医療機関にご相談ください。
HPVワクチンの種類別スケジュール
※3種類いずれも、1年以内に接種を終えることが望ましい。
※1:1回目と2回目の接種は、少なくとも5か月以上あけます。5か月未満である場合、3回目の接種が必要になります。
※2・3:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の2か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※2)、3回目は2回目から3か月以上(※3)あけます。
※4・5:2回目と3回目の接種がそれぞれ1回目の1か月後と6か月後にできない場合、2回目は1回目から1か月以上(※4)、3回目は1回目から5か月以上、2回目から2か月半以上(※5)あけます。
平成9年度生まれから平成18年度生まれの女性で、HPVワクチンの合計3回の接種を完了していない方も、令和7年3月31日まで公費でワクチンを受けられます。
HPVワクチンのリスク
ワクチン接種後に、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。
ごくまれに、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。
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発生頻度 |
2価ワクチン |
4価ワクチン |
9価ワクチン |
50%以上 |
疼痛、発赤、腫脹、疲労 |
疼痛 |
疼痛 |
10%〜50%未満 |
掻痒(かゆみ)、腹痛、筋痛、関節痛、頭痛など |
紅斑、腫脹 |
腫脹、紅斑、頭痛 |
1%〜10%未満 |
じんましん、めまい、発熱など |
頭痛、掻痒感、発熱 |
浮動性めまい、悪心、下痢、そう痒感、発熱、 疲労、内出血など |
1%未満 |
知覚異常、感覚鈍麻、全身の脱力 |
下痢、腹痛、四肢痛、筋骨格硬直、 硬結、出血、不快感、倦怠感など |
嘔吐、腹痛、筋肉痛、関節痛、出血、血腫、 倦怠感、硬結など |
頻度不明 |
四肢痛、失神、リンパ節症など |
失神、嘔吐、関節痛、筋肉痛、疲労など |
感覚鈍麻、失神、四肢痛など |
サーバリックス添付文書(第14版)、ガーダシル添付文書(第2版)、シルガード9添付文書(第1版)より改編 ※接種した部位の症状
HPVワクチン
〜世界の状況〜
世界保健機関(WHO) は、HPV ワクチンの接種を推奨しており、2022 年12 月時点で、世界120 か国以上で公的なHPV ワクチンの予防接種が行われています。特にカナダ、イギリス、オーストラリアの接種率は8 割以上です。
HPVワクチン接種後、症状が起こったときの診療に係る協力機関
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医療機関名 |
窓口診療科名 |
連絡先 |
九州大学病院 |
ペインクリニック |
ペインクリニック(麻酔科蘇生科) 【TEL】092-642-5719 【FAX】 092-642-5155(医療連携センター) |
地方独立行政法人 福岡市立病院機構 福岡市立こども病院 |
総合診療科 |
【TEL】 092-682-7000 |
久留米大学病院 |
婦人科 |
【TEL】 0942-35-3311(婦人科外来へ) |
産業医科大学病院 |
小児科(中学生まで) 産婦人科 |
【TEL】 093-603-1611(小児科、産婦人科外来へ) |