じぶんのため 大切な人のため がん検診に行きましょう。

自分のこと。大切な誰かのこと。
守るためにがんのことを
正しく知ろう。

がん。一度は耳にしてこわい印象もあるでしょうが、みなさん「がん」への正しい知識を持っていますか?
がんは他人事?ーいいえ。がんは日本人の2人に1人が患う病気といわれ、いつあなたや、あなたの家族や友人、パートナーなど周りの誰がなってもおかしくありません。
がんは治らない?ーいいえ。近年、医療技術の進歩もあって、治すことができる病気になっています。ただ、こわい病気なのは間違いありません。がんと無関係な人はいないから、がんの予防や対処法を知って、笑顔の未来を守りましょう。

データで見る、日本人のがんリスク

がん種別罹患数

がん種別罹患数 単位(人)
がん種別罹患数グラフ 胃がん
がん種別罹患数グラフ 肺がん
がん種別罹患数グラフ 大腸がん
がん種別罹患数グラフ 乳がん
がん種別罹患数グラフ 子宮頸がん
水平方向にスライドできます

働き盛りの世代に、
がんは発症しています。

出典:国立がん研究センターがん情報サービス
「がん統計」(全国がん登録) 全国がん罹患データ(2016年~2021年)

国が検診の受診を推奨する
5つのがんの罹患データ

20・40・50代以降増加傾向の5つのがん

出典:「公益財団法人がん研究振興財団 がんの統計2024(資料編)」

がんの死亡数(日本人の主な死因)

1位がん、2位心疾患、3位老衰 がんは日本人の死因の第1位であり、年間約38万人の方ががんで亡くなっています!

出典:令和6年(2024)人口動態統計

医者イラスト

がんは早めの治療で治る時代。早期発見にはがん検診がカギ!

がんは治せる病気になったといっても、早期に発見し、早期治療へつなげることが何よりも大切です。ただ、初期のがんはほぼ自覚症状がないため自分で気づくことが難しいです。がんの進行や転移を防ぎ、命を守るためにも国が推奨する5つのがん検診を定期的に受けましょう。

Ⅰ期、Ⅳ期※に発見された場合のがん5年相対生存率(%)

※がんの進行度合いを示す指標。
ステージI(早期がん)、ステージIV(他の臓器に
がんが転移している最も進行した状態)のこと。

出典:国立がん研究センターがん情報サービス
(2014-2015年5年生存率)

がん5年相対生存率イメージ図

がん検診の種類と費用

がん検診はさまざまな種類がありますが、特に国が検診を推奨しているのは、
胃がん・大腸がん・肺がん・乳がん・子宮頸がんの5つです。
これらは、検診による早期発見・早期治療で死亡率を低下できることがわかっています。

がん検診の種類と費用表
自己負担0円~最大3,000円程度 詳しくは「お住まいの市町村名 がん検診」で検索

自治体のがん検診(住民検診)は費用の補助があるため比較的少ない自己負担額でおトクに受診できます。詳細は各自治体で異なりますので、お住まいの市町村の情報を検索してみてください。

がん検診の分類

日本のがん検診は大まかに、市町村が実施する住民検診、事業者や保険者が実施する
職域検診、その他のがん検診(個人が任意に受ける検診)に分かれます。

  • 住民検診:対象者にがん検診の受診を勧める
  • 職域検診:対象者にがん検診の受診を勧める※
  • その他のがん検診(人間ドック):自分で探して受けに行く

※定期健康診断・特定健康診査等にがん検診が付加されている場合もあります。

職場でがん検診を受けられない場合等は、お住まいの市町村の住民検診を受診しましょう。

がん検診のメリット・デメリット

がんで亡くなることを防ぐためには、早めのがん検診が重要です。
国が推奨するがん検診(5つのがん)は、メリットがデメリットを上回るとされており、継続的な受診で、がんによる死亡リスクを減らすことができます。メリットが期待できるがん検診の種類と対象年齢、受診間隔については 「がん検診の種類と費用」を参照→

がん検診のメリット・デメリット表 がん検診のメリット・デメリット表
POINT
診察イメージイラスト

経験者インタビュー 私とがん

がん検診で早期のがんを発見。
早い段階で検査と治療を行ったことで
無事に完治したがん体験者に
お話を伺いました。

自分ががんになったら
家族がどう感じるかを想像してほしい

久家 麻美さん プロフィール写真
お話を伺った方:久家 麻美さん(保健師・看護師・がん対策推進企業アクション認定講師)

33歳の時に子宮頸がんを罹患。子宮全摘手術を受け再発なく経過し、2023年4月でがん克服となる。在籍する健診機関にて保健師として長らくがん検診啓発活動に携わっていたが、自らのがん経験も活かした活動をしたいと、2023年よりがん対策推進企業アクション認定講師として活動している。

がんを身近に感じた経験からがん検診は毎年受けていました。

 最初にがんを身近に感じたのは19歳の頃。友人が卵巣がんに罹患しました。大学の夏休みに地元で会った時、不自然にお腹が大きくて…。後日、卵巣がんだったと聞きました。当時看護を学んでいた私は、なぜ早く病院へ行くように言わなかったのかと後悔しました。その後、25歳の時にその友人を卵巣がんで、30歳の時には父をすい臓がんで亡くしました。辛い経験から、周囲と比べてがんへの予防意識は強い方だったと思います。子宮頸がん検診は2年に1回の推奨でしたが、個人的に毎年受診していました。

がん検査を受けながら、自分のことより
家族のことを考ると涙が出た。

 医療職者として知識もあったので、告知を受けた時は意外に冷静で、治療方法や仕事が続けられるかなどを考えることもできました。ただ、追加でがん検査を受けていくうち、「子供を産めないかもしれない」という考えから夫に申し訳ない気持ちになったり。母に悲しい思いをさせてしまうなど、自分のことではなく、家族のことばかり考えて涙が止まらなかったです。

忙しい人ほど、家族のためにも絶対にがん検診を受けてほしい。

 がん発覚前と後で、がん検診に対する考えが「できるだけ勧めたい」から「絶対に受けてほしい」へと変わりました。自分ががんになったら家族がどう感じるか、自分が家族にどんな感情を持つかを想像してほしいと思います。同級生の友人は子育て中で忙しく、検診へ行けていない人も多かったですが、がんを公表してから「個別で検診に行ってくる」と報告を受けることもあり、うれしいことに検診受診者が増えました。私はがんのタイプが悪く、子宮を残すことはできませんでしたが、再発なくがんを克服しました。がんは早期に発見すれば、部分切除だけで済む場合が多いです。後悔しないためにも、ぜひ定期的ながん検診の受診と、10代のお子さんにはHPVワクチンを検討してほしいですね。

がんに関する略歴表 がんに関する略歴表
久家 麻美さん 過去の経験イメージ

左/「お父さんの時よりもショックが大きい。私が代われるなら代わりたい」と語ったお母さまと、2018年に旅行へ
右/2018年。がん患者のためのチャリティーイベント「リレーフォーライフ福岡」に術後3か月でスタッフとして参加

毎日コツコツがん予防!
生活習慣が健康のカギ

がんは早期発見が重要ですが、ならないように日頃から気を付けておくことも大切です。毎日の生活を見直し、予防できる体づくりを始めましょう。死亡率の高い肺がん・大腸がんの予防法と、未来を守る生活習慣を紹介します。

がんを予防する5つの生活習慣

  1. 1 節度のある飲酒

    飲み過ぎは要注意。お酒を飲む場合、
    1日23g以下のアルコール摂取量が理想。

  2. 2 禁煙する

    喫煙は全身のがんの元。吸わない人も、なるべくたばこの煙を避ける。

  3. 3 バランスの取れた食事

    塩分を控え、野菜や果物を増やし、熱すぎる飲食物は少し冷ます。

  4. 4 継続的な運動

    少し汗をかき、息が弾む程度の運動を週に60分行う。

  5. 5 適正体重を維持

    BMI値の目安、男性は21~27、女性は21~25の範囲の体重管理を目指す。

肺がんの予防策 肺がんの予防策
大腸がんの予防策 大腸がんの予防策

※国立がんセンター調べ

福岡県と九州共立大学、日本赤十字九州国際看護大学、
福岡大学、帝京大学の学生が共同で企画制作しました。

県内のがん検診受診率向上を目指す取り組み「Cプロジェクト※」。
県と4大学の学生8名が、若年層はもちろん幅広い世代へがん検診を受診することの大切さを伝えるため、啓発パンフレット・ポスター・
動画・グッズ等を共同で企画制作しました。

※Cプロジェクトの「C」は「Cancer(がん)」の頭文字。

福岡大学医学部看護学科4年 重冨 楓 コメント 福岡大学医学部看護学科4年 重冨 楓 コメント
Cプロジェクト会議時の様子写真①
Cプロジェクト会議時の様子写真②
Cプロジェクト会議時の様子写真③
Cプロジェクト会議時の様子写真④
Cプロジェクト会議時の様子写真⑤
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